諸葛恪

諸葛恪の伝記は漫才のような掛け合いが多く面白い。有名な諸葛子瑜之驢の他にも機転の良さを示す逸話が多々あり、なるほど「頭の良い」人間であったことが分かる。 しかしそんな利口な諸葛恪が権勢を握った結果は、悲惨なものとなった。不要な戦役を起こすも…

上が腐れば下も腐る

「何かある、きっと何かある」と軍曹は拳を固める。 「休戦のような声をして、敵を水際までひきつけておいて、そうしてガンと叩くのかもしれない。きっとそうだ」 私はひそかに、溜息をついた。(中略)敵をだまして・・・こういう考え方は、しかし、思えば日本…